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2015年8月7日金曜日

公的年金を金融商品としてみた場合、最大のメリットは「何年生きてもいても、死ぬまで決まった額がもらえる」という点である。
何歳まで自分が生きるか分からないという事は、老後の資金がいくら必要なのか分からないという事である。
平均寿命の80歳までの老後資金を用意していても、それ以上生きてしまった場合、生活に困ってしまう。
つまり老後というのは不確実性が高く、これを補ってくれるのが公的年金なのである。
死ぬまで保証する年金を民間で作ろうとしたら、現在の公的年金より高い掛金を支払わねばならない。
単純に平均寿命で計算した場合、確かに公的年金は受給できる金額よりも掛金の方が上回る可能性があるが、公的年金は貯金では無く、長生きリスクの不安要素を取り除くてくれる保険なのである。
公的年金というのは、莫大な税金が投入されており、金融商品として物凄いコストパフォーマンスを持っている。

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