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2015年8月7日金曜日

「持ち家と借家では住居費は変わらない論」では、もう一つ重要な要素が考慮されていない。
持ち家は「住む場所であるとともに、資産形成の場所でもある」という事で、持ち家は実物資産になる。
借家の場合の住居費は払いっぱなしで終わりだが、持ち家の場合の住居費は資産が蓄積されていくのである。
本来ならば、借家と持ち家の住居費を比べる場合、支払った住居費から残った資産を差し引く必要があるのに、それが抜けている。
借家の家賃というのは、大家さんにお金を払うことになるが、不動産の取得費、固定資産税とメンテナンス費に利益を乗せて、家賃は設定されている。
家賃を払っているということは、大家さんの不労所得をずっと払っているということである。
一方、持ち家の住宅ローンは不動産の代金とその利子を支払い、固定資産税を別に支払うだけである。
同じくらいの支出ならば、借家は何も残らないが、持ち家は不動産が残ることになり、どちらが得か一目瞭然である。

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