村全体が標高1000メートルを超える高度にあり、村役場が日本で最も標高の高い所にある長野県南佐久郡川上村は、村民の平均年収が2500万円の「奇跡の村」と呼ばれている。
この収入を稼ぐ源となっているのが、レタス栽培である。
川上村が日本有数のレタスの産地となったのは、それほど古い話ではなく、1947年以降に朝鮮戦争が始まってからである。
川上村が日本有数のレタスの産地となったのは、それほど古い話ではなく、1947年以降に朝鮮戦争が始まってからである。
朝鮮戦争により、米軍向け野菜の需要が高まり、「野菜特需」が起こったことで、村のレタス農家は、米国式の野菜清算や輸送技術をいち早く取り入れ、レタス産地として成長していった。
その後、米軍特需が終わった後も、食生活の西洋化とレタス需要増加への対応や、台湾向けレタス輸出と、レタスを軸とした経済システムを構築し、「奇跡の村」と呼ばれるようになった。
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