国の財政破綻には、対外的デフォルトと国内的デフォルトの2種類ある。
ギリシャの場合は対外的デフォルトであり、外国に対する借金が払えないという状況をいう。
日本の終戦直後のデフォルトは、国内的デフォルトである。
但し、日本は戦時中に外国債の利払いを停止してしまったので、その時点で対外的デフォルト状態であったと言えるが、戦争がその事実を隠してしまった。
この国内的デフォルト状態は、1942年から1952年まで10年間も続き、終戦時点での国債保有状況は、その99%を日銀と政府の預金部が引き受けていた。
但し、日本は戦時中に外国債の利払いを停止してしまったので、その時点で対外的デフォルト状態であったと言えるが、戦争がその事実を隠してしまった。
この国内的デフォルト状態は、1942年から1952年まで10年間も続き、終戦時点での国債保有状況は、その99%を日銀と政府の預金部が引き受けていた。
そこで政府がしたことは、「財産税」という大規模課税だった。
主な課税対象は金融資産で、税率は最低25%から最高90%と、富裕層課税ではなく全国民から搾り取るという懲罰税だった。
主な課税対象は金融資産で、税率は最低25%から最高90%と、富裕層課税ではなく全国民から搾り取るという懲罰税だった。
国債を殆ど国内で保有しているから安全だと言う人が多いが、財政が行き詰ると、最後の調整は、当然、国民が被ることになるのである。
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