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2016年6月17日金曜日

共産党の広報を担うのが党中央委員会発行の機関紙「しんぶん赤旗」は、1928年の創刊で88年の歴史がある。
日刊紙(月額3497円)と日曜版(月額823円)があり、2014年1月の第26回党大会で公表した発行部数は124万1千部で、うち100万部を日曜版が占めている。
発行部数のピークは1980年の355万部で、この30年間で230万9千部も大幅に減少している。
志位委員長が、2015年1月の第3回中央委員会総会で2014年12月の衆院選時点の発行部数について、2012年12月の総選挙時比で、日刊紙読者は92.7%、日曜版土砂は92.5%と報告しており、現在の発行部数は更に減少していると思われる。
赤旗は共産党の宣伝を担う機関紙という役割だけではなく、政党助成制度に反対して各党が受け取っている政党交付金を受け取らず、企業献金も受け取らない共産党にとって、赤旗の購読料が党収入の柱となっている。
2015年に公表されている2014年分の政治資金収支報告書によると、共産党の党収入224億7729万円のうち、赤旗など「機関誌紙・書籍等」による収入は194億6228万円と党収入の86.6%を占めている。
2014年は12月の衆院選で共産党は8議席から21議席に躍進し、存在感が高まった時期にも関わらず、党収入の面では前年比より減少している。
共産党員の減少傾向も歯止めがきかず、2015年1月公表の党員数は30万5千人と、過去最多だった1987年の48万4千人から17万9千人も減少している。

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