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2016年6月17日金曜日

ニューヨークのウォール街は金融取引量では世界一であるが、その大半は国内取引であり、アメリカの市場がされだけ大きいという事である。
マネーゲームの中心は現在もロンドンのシティであり、世界経済全体のシェアでみれば、ウォル街を圧倒している。
国際的な株取引の約半分、国際新規公開株の55%、国際通貨取引の35%はロンドンのシティが占めている。
イギリスの外国為替取扱量は1日あたり2兆7260億ドルであり、世界の全体の4割を占め、断トツの1位である。
2位のアメリカはイギリスの半分以下の1兆2630億ドルである。
ロンドンのシティが世界金融にこれ程影響力を持っている理由は、タックスヘイブンの総元締めだからである。
国際決済銀行(BIS)によると、イギリスとその海外領のオフショア銀行預金残高は推定3兆2000億ドルであり、世界のオフショア市場の55%を占めているという。
イギリス本国の経済力は、世界第5位でアメリカのGDPの6分の1に過ぎないが、イギリスが金融取引において世界最大のシェアを持っている。

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