貧困問題に取り組む国際支援団体のオックスファムが2016年1月に発表したレポートによると、世界のわずか62人の富豪が最貧層35億人分と同じだけの富を所有しているという。
この62人の富豪の2015年の資産は1兆7600億ドル(180兆円)である。
日本でも富の集中と格差の拡大は確実に進んでいる。
国税庁の民間給与実態統計調査によと、年収200万円以下の給与所得者は1999年には803万7000人だったが、2014年には1139万2000人に増えている。
これにはフリーターやニートは含まれないので、低所得者層はさらに増えると考えられる。
国税庁の民間給与実態統計調査によと、年収200万円以下の給与所得者は1999年には803万7000人だったが、2014年には1139万2000人に増えている。
これにはフリーターやニートは含まれないので、低所得者層はさらに増えると考えられる。
一方で米ワールド・ウェルス・リポートによると、日本の億万長者は2004年には134万人だったが、2013年には273万人へ増えている。
日本では個人金融資産が1700兆円を超え、1人当り1300万円以上の金融資産を持っている計算になる。
しかし、2015年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると中央値は400万円となっており、2人以上の世帯で金融資産を保有していない世帯の割合は30.9%と、3世帯に1世帯は将来に備えた貯蓄がゼロとなっている。
単身世帯に目を向けてみると金融資産を持っていない世帯は前年の38.9%から大幅に上がり全体の47.6%と、単身生活者の2人に1人が貯蓄なしで日々の生活を送っているのが実態なのである。
単身世帯に目を向けてみると金融資産を持っていない世帯は前年の38.9%から大幅に上がり全体の47.6%と、単身生活者の2人に1人が貯蓄なしで日々の生活を送っているのが実態なのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿