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2017年10月3日火曜日

かねてより積極的に顧客の行動分析を行ってきたザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーは、RFIDチップを使って来園者の行動をより詳細に把握し、マーケティングに活用している。
フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは「マジックバンド」と言うリストバンド型のチケットが導入されており、このバンドにはRFIDチップが埋め込まれている。
RFIDチップとは、電波を用いて非接触でデータを読み書きするシステムで、そのタグが埋め込まれた微小な無線チップである。
ディズニーのマジックバンドは、チケットのみならず、直営のホテルのルームキー、ファストパス、クレジットカードとしての機能が備えられている。
この便利なリストバンドが、ディズニーにとっては大事なマーケディングツールとなっており、来園者の行動の一部始終を把握している。
「グーフィーには興味を持ったのに、白雪姫には見向きもしなかった」といったことまで把握している。
これらのデータを収集・分析することで、マーケティングメッセージをカスタマイズし、顧客の好みに合わせてお勧めのアトラクションを提案し、よりきめ細かなサービスの提供へとつなげている。
ディズニーは、もともと分析が大好きなので、以前から駐車場を調べて、どの地域から車が来ているのか、その地域と同じような所得層が暮らす地域はどこかなど顧客を分析し、訴求したい地域に対して集中的に広告を出すといったことをしてきた。

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