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2017年10月3日火曜日

システムを導入した後にかかる維持管理経費を考慮するとTCO(トータル・コスト・オブ・オーナーシップ)という考え方がある。
GEは、このTCOの考え方で航空機エンジンを売り込んでいる。
利用金はエンジンの使用量に応じた従量制とし、使用量に応じてチャージされる。
飛行機にセンターを取り付けてエンジンの使用具合を計測するので、IoTの領域のサービスとも言える。
ちなみに航空機エンジンのバリューチェーンを見ると、エンジンを売るだけであれば、数兆円のビジネスで終わるが、予防保全、中古品の保証、航空機の運航計画まで請け負うとビジネスは広がる。
飛行機で一番高い部品はエンジンで、その性能を最も効率的に活かすには1日18時間飛行するのが理想的とされる。
片道9時間の飛行経路で到着後、2時間メンテナンスを行い、また9時間で帰ってくるのが最も良い。
日本-オーストラリア間往復が一番効率的である。
運航ルートの組み方が不適切だと、エンジンを効率的に使えない。
そこで、航空会社のルートを全て確認し、提案を行うことで何十億、何百億円のコスト削減を可能とするビジネスができる。

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