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2017年10月16日月曜日

我々にはまた、マルクス主義の呪縛から抜けない部分が、今だに存在する。
『共産党宣言』や『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』にルンペンプロレタリアートについての記述がある。
これは無産階級や労働者階級の中で革命意欲を失った極貧層のことで、しょっちゅう職を替え、社会の最底辺でギリギリ生きている層の事である。
マルクスの言い方は酷く、「あらゆる階級の中のクズ、ゴミ、カス」と言っている。
組織化されておらず、カネになびき、簡単に当局に買収される奴らで、革命を目指す労働者にとって全く邪魔な存在だ、と。
でも、普通選挙の現代においては、組織労働者も失業者も一票は一票で、マルクスが切り捨てたような、選挙になど行ったことのない人達を投票所に連れていく才能が、トランプにはあるわけである。
そのマジックワードが、「私は低学歴の人が好きだ」であった。
トランプ選対本部には、「投票所に行った事が無い。選挙をするにはどうすればいいのか。やり方を教えてほしい」という電話が何件もかかってきたという。

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