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2017年11月25日土曜日

ノーベル賞の賞金や運営費は、ダイナマイトの発明で巨万の富を築いたアルフレッド・ノーベルの遺産を運用することで賄われている。
ノーベル財団が公開している資産運用をみると、運用資金の半分を内外の株式に投じているのはGPIFと同じである。
GPIFの2014年度の運用利回りは12.3%増、ノーベル財団は16.5%増となっている。
しかし、2015年度は、GPIFが4%の損失を出しているのに対して、ノーベル財団は7.3%増の利回りを確保している。
株式市場が低迷したにも関わらず、高いパフォーマンスを出しているノーベル財団は、株価が下落する前に売り抜けて、それをヘッジファンドに変更したからである。
ノーベル財団が2015年末でヘッジファンドに振り向けた資金は、資産額の3割に及んでいる。
政府が公的資金の積立金を本気で増やそうとするならば、ヘッジファンドに資金を回して、下落相場でも利回りを確保する覚悟が必要である。

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