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2018年5月17日木曜日

インドは2016年11月9日に、モディシ首相が突然テレビ演説で、「午前0時から現行の500ルピー紙幣(800円)と1000ルピー紙幣の高額紙幣が無効」となる旨を発表した。
偽造紙幣や不正資金の洗浄の根絶が理由だと言われるが、インドの代表的なIT企業インフォシス創業者のナンダン・ニレカニ氏がアドバイザーとなり、前シン政権時代から現金依存型社会から早期脱退を図るシステムを構築していた。
インドのマイナンバーは、顔画像と指紋と虹採の3つが登録されるが、現在、総人口12億人のうち11億人が登録されている。
銀行に口座を持つというフィクションを作って、通信会社が口座を持つというシステムと連動し、あっと言う間に世界が変わった。
新興国で通常の金融サービスを受けられない人々がアクセスできるようになるファイナンシャル・インクルージョン政策と、高額紙幣の廃止が重なった結果、先進国のインフラを飛び越えるものすごい事が起こっている。

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