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2018年5月17日木曜日

アメリカで2001年と2003年に消費刺激のために行われた「ブッシュ減税」の効果は無かった事を実験で明らかにした研究がある。
効果が無かった理由としては、「戻し税」という名前を付けたからだという。
「戻し税」と言われると、本来払わなくても良かったものを払ってて、損をしてたものが戻ってきただけと感じてしまう。
そして、所得が実質的に増えていないと思い、税金が戻ってお金が増えても使う気にならない。
この還付金を「ボーナス」と言えば、特別に入ってきたボーナスとして所得が増えたように感じ、喜んで消費に使うだろうというのである。
この研究から、日本の政策の失敗も説明できる。
2015年9月に財務省は消費税10%になった時の軽減税率の代わりに、マイナン派―を使った「還付金」という案を出して、世間から大きな批判を浴びた。
この時、名称を「還付金」ではなく、「ボーナスポイト」とすれば、良かったかもしれない。
民間企業では「還付」という名前のカードはなく、全て還付されるお金を「ポイント」として付加されるカードを発行している。

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