大学教育の収益率は高く、日本でも平均6~7%あると見られている。
高卒と大卒の生涯所得を比べて、内部収益率で計算すると、だいたいそういう数字となる。
現在、6%を超える金融資産は国内では殆どないので、そういう意味では退学教育の収益率が高いことは確かである。
ただ問題は、高い収益率を得られる人もいるし、低い収益率しか得られず、奨学金の負債を抱えてマイナスの人もいるという、ばらつが大きい点も存在する。
このような結果の違いが、真面目に勉強しなかったからなのか、大学教育の質が低かったのか、大学教育に向かない人が大学進学をしたのか、識別が難しい。
また、ヘドニックプライスという経済学の考え方もあり、賃金とは違う喜びを得ていて、それを金銭に換算すれば十分に恵まれていると考えることもできる。
教育投資のばらつきを、どう考えるかは重要である。
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