1692年にイギリスで国債に関する法律が制定された。
それまでにも国王が借金をすることは多々あったが、厳密な意味での「国債」という正式な債券を発行したのは、世界でこれが初めてだった。
イギリスの中央銀行となるイングランド銀行が設立され、イギリスの国債を引き受ける代わりに、通貨発行権を得るという仕組みになった。
政府は8%の利率で国債を発行し、イングランド銀行がそれを引き取り、イングランド銀行は通貨を発行し、それを民間に融資する銀行業を行ったのである。
ちなみに当時のヨーロッパでは国王が民間の銀行家からお金を借りる時には実質的に20~30%の利子がついていたという。
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