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2016年8月14日日曜日

現在、アメリカにはイスラエルよりも多い500万人以上のユダヤ人が住んでおり、世界最大のユダヤ人居住国となっている。
なかでも、ウォール街のあるニューヨークはユダヤ人が多い。
ニューヨークにユダヤ人が住み着いたのは、17世紀のことである。
1492年に、コロンブスがアメリカ大陸を発見した年に、ユダヤ人はカトリックへの改宗者を除いて、スペインから追放された。
また1497年にはポルトガルからもユダヤ人は追放された。
追放された彼らの多くがオランダのアムステルダムに辿り着き、オランダの世界進出に伴い、ユダヤ人も中南米ブラジルに向かった。
しかし、1654年にポルトガルがブラジルを再度専有すると、ユダヤ人達は、投資せオランダ領だった北アメリカのニューアムステルダムに逃げ延びた。
ニューアムステルダムというのは、現在のニューヨークである。
この時にアメリカに渡ったユダヤ人は20人程度だったという。
1664年にはニューアムステルダムもイギリスに占領されるが、イギリスはユダヤ人を追い出さなかった。
その為、この地にユダヤ教の会堂「シナゴーグ」が建てられ、ユダヤ人社会が形成された。
その後19世紀にはドイツから、後半には東欧から大量にユダヤ人が流入し、現在、ニューヨークには総人口の2割以上の170万人のユダヤ人が居住している。
これはイスラエルのエルサレムやテルアビブよりも多く、ニューヨークは世界最大のユダヤ人居住都市なのである。

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