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2017年2月11日土曜日

英国のEU離脱の国民投票の結果を受けて、英国人のアイルランドのパスポート申請が急増している。
窓口での旅券申請の処理件数は、1日200件から1日4000件まで急増し、アイルランド政府が申請者に自制を求める事態になっている。
英国では二重国籍が認められており、父母か祖父母がアイルランド国籍である者、2004年までにアイルランドで生まれた者、さらに北アイルランドの住民は、アイルランドのパスポートを取得できる。
そこで、これらの資格に該当する多くの英国人が旅券申請窓口に殺到している。
アイルランドのパスポート、つまりEU旅券を手にすることで、英国がEUから離脱した後も、EUの中を自由に旅行できるし、EUで就職もできるのが魅力だからである。
これまでは、英国がアイルランドを制圧してきた長い歴史があったことから、英国人がアイルランドのパスポートを欲しがるなどということは、あり得なかったことである。

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