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2017年2月11日土曜日

トランプの孤立主義は、アメリカの伝統に則っている。
アメリカ国内では、孤立主義のことを「モンロー主義」と言われてきた。
1823年に第5代アメリカ大統領のジェームス・モンローが議会で「南北アメリカ大陸以外にはアメリカは干渉しない。ヨーロッパのことなど関知しない」と演説して、提唱した外交方針に由来している。
ヨーロッパにとっては、アメリカの「孤立主義(一国主義)」となる。
第一次大戦時も、第二次大戦時もアメリカは不介入主義、中立の立場に立っている。
第一次大戦後にウィルソン大統領が提唱した国際連盟にも、モンロー主義を掲げるアメリカ議会の反対で、アメリカは参加していない。
第二次大戦後に、アメリカが孤立主義を放棄してのは、ソ連に対抗する必要ができたからである。
アメリカの歴史から考えると、第二次大戦後の介入主義の方が例外的と言える。

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