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2016年9月15日木曜日

2014年3月18日に、ロシアはクリミア併合の手続きを正式に完了し、国際社会は新たな時代に突入した。
3月15日には、国連安保理でロシア編入に賛成するクリミアの住民投票を無効とする決議案がロシアの拒否権で否決された。
この決議で注目すべきは、これまでならばロシアに同調する中国がこの時は棄権したことである。
もし中国が賛成すれば、中国は「力による現状変更は認めない」という欧米の主張に同調することとなり、中国が南シナ海・東シナ海で試みている「力による現状変更」を自ら否定することとなる。
しかしロシアに同調して、拒否権を発動すると、中国はロシアが主張するクリミアのロシア系住民の「民族自決権」を認める事となり、ウイグル、チベット両自治区など中後区国内の少数民族問題に影響が及ぶことになるからであった。

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