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2016年9月15日木曜日

待機児童をめぐる「保育園落ちた、日本死ね!!!」の匿名ブログは、論理的には「自分にとって非常によくない事があった。だから、そのような国家は無くなってしまえ」という事だった。
母親の心中を汲んだとしても、この感情的な言葉が国会の質疑で取り上げられ、「死ね」という言葉が議事録に残ったのは、憲政史上初めてである。
「死ね」は政治の否定であり、考え方の違う人間を排除しているという意味では、民主主義の危機であり、ついに日本のダークサイドが国会に上がってきたという事である。
待機児童問題や子供の貧困に関しては、場当たり的に戦力の逐次投入をすべきではなく、社会の分断を阻止する決意で抜本的解決を図る必要がある。
能力差はあるし、経済的な格差はあるのは当然だが、個人の力では這い上がれない「絶対的な貧困」の放置は、現在だけではなく20年、30年後の日本を危うくする。

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