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2014年12月14日日曜日

財務省は国家予算の編成を担うが、国家公務員全体の人事管理も財務省が押さえている。
もちろん、各省庁には人事担当部署があり、人事院は建前上は独立組織である。
国家公務員の人事を国家全体の仕組みとして管理するには、3つの部門が必要となる。
1.財務省主計局給与共済課(旧大蔵省主計局給与課):給与の額を管理
2.人事院給与局給与第二課:各省の人員を管理
3.総務省人事・恩給局:全体の国家公務員数を管理
2の人事院の課長ポストは、代々、財務省からの出向者となっており、理由は級別定数が予算の範囲内で設定されているからだと言われる。
3の総務省人事・恩給局にも、財務省から参事官の肩書で、課長クラスが出向している。
このように、国家公務員人事の3つの主要ポストを全て財務省が抑えているので、「官庁の中の官庁」と言われるのである。

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