国富論の第4篇第3章で、貿易収支は二国間だけの収支でかんがえるべきではないと述べられている。
二国間の貿易収支の悪化を理由に、相手国からの輸入を制限することの不合理さを説いている。
「フランスからの輸入が多すぎるからと言って、フランス産のぶどう酒やフランス産の繊維製品の輸入を制限すると、質が悪く高額なポルトガル産のぶどう酒や繊維製品を輸入する羽目になりかねない」
「それはイギリスの国全体で、質がわねく安いものやめ、質が悪く高いものを買うということになる」
と具体的に述べられている。
「それはイギリスの国全体で、質がわねく安いものやめ、質が悪く高いものを買うということになる」
と具体的に述べられている。
現在の米国の中国への関税制裁は、1776年に国富論で否定されている対応なのである。
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