毎年、国債の発行額が報道されているが、実際に発行される額はその何倍にもなる。
報道されるのは、新規国債分のみで、実際にはこれに借換債が加わるのである。
報道されるのは、新規国債分のみで、実際にはこれに借換債が加わるのである。
道路やダムの建設の財源に充てる建設国債の中には、60年満期のものもあるが、半世紀以上経たないと償還しないというのては、誰もその国債を買いたいとは思わないので、10年ものや5年ものにし、満期が来るたびに償還債を発行して借り換える仕組みにしている。
この借換債の発効は毎年100兆円を超えるが、新たな借金てはないので、国債残高が増えるわけではない。
国際的には、財政赤字とは国債残高の増加分を指すので、減債制度によって上乗せされる国債償還金を新規国債発行額から引いた額が、純粋な財政赤字となる。
2011年度予算の場合、新規国債発行は44兆円、国債償還金は12兆円だから、新規国債発行は32兆円が純粋な赤字ということになる。
財務省は減債制度によって、財政赤字を12兆円多くみせ、財政のひっ迫をアピールし増税の必要性を主張しているのである。
財務省は減債制度によって、財政赤字を12兆円多くみせ、財政のひっ迫をアピールし増税の必要性を主張しているのである。
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