年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)は、日本のGDPの4分の1の運用資産を持つ世界最大級の年金基金である。
その運用は、資金を複数の民間金融機関に運用委託して丸投げしているたけである。
カナダの所得比例年金(CPP)は14.6兆円の資金規模に対して、職員数は811人、スウェーデンの公的年金基金(AP基金)は12.2兆円の資産規模に対して職員数は243人となっている。
しかし、GPIFは123兆円の資金規模に対して、2010年4月の職員数数は75人しかいない。
もう一つの特徴は、積立金を株などで市場運用している点である。
アメリカでは、連邦老齢遺族障害保険(OASDI)は200兆円の積立金を持っているが、全て非市場性国債を引き受けており、株などで運用をしていない。
アメリカでは、連邦老齢遺族障害保険(OASDI)は200兆円の積立金を持っているが、全て非市場性国債を引き受けており、株などで運用をしていない。
ちなみにカリフォルニア州の公務員退職年金基金「カルパース」は公務員の年金であり、ノルウェーの政府年金基金「グローバル」は石油収入を将来の年金財源にするために運用しているもので、一般国民から強制的に徴収した資金で財テクするGPIFとは異なる。
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