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2015年2月1日日曜日

16世紀に近代が幕を開けて以来、500年かけて、2010年時点の先進国12.4億人(世界人口の18%)は豊かになった。
この近代資本主義の特徴は、全人口の2割にあたる先進国が、独占的に地球上の資源を安く手に入れられる事を前提としていた。
ところが、21世紀のグローバリゼーション時代には、BRICsの29.6億人、さらに残りの27.2億人に対して、かつての先進国と同様に豊かになるだろうと期待をもたらし、先進国の12.4億人が500年かけて達成した生活水準を、56.8億人が20~30年で達成して豊かな生活を手に入れようとしている。
しかし、新興国の近代化は、これまでの先進国の近代化とは大きく異なり、新興国の全員が豊かになれる訳ではないのである。
新興国の場合、経済成長と国内での二極化、格差拡大が同時に進行していくことになる。

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