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2015年2月1日日曜日

ゼロ金利に近づくということは、次のような解釈ができる。
もともと利子は、神に帰属していた「時間」を人間が所有することを意味していた。
その結果、たどり着くゼロ金利というのは、先進国12億人が神になることを意味するのである。
これは、時間に縛られる必要から解放されたという事であり、「タイム・イズ・マネー」の時代が終焉を迎えるということなのである。
同様に、「知」についても、中世までは神の独占物だった。
近代になって、国家と大手マスメディアが「知」(情報)を独占していたが、インターネットとスマホの普及により、先進国の人は、世界で何が起きているかを瞬時に知ることができるようになった。
これもまた、ある意味では、12億人が神になったという解釈ができる。
そういう意味で、資本主義とは、神の所有物を人間のものにしていくプロセスであり、それが完成しつつあるという解釈もできる。

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