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2015年2月1日日曜日

世界的な利子率の低下は、利潤を得られる投資機会が無くなったことを意味している。
なぜならば、利子率とは長期的に見れば実物投資の利潤率を表すからである。
資本利潤率とは、ROA(使用総資本利益率)として把握され、これは借入コスト(社債利回り、借入金利)とROE(株主資本利益率)の加重平均である。
総資本に占める割合は負債の方が大きいので、結局ROAは国債利回りに連動することになる。
10年国債の利子率が2%を下回るということは、資本家が資本投資をして工場を建てても、資本家や投資家が満足できるリターンが得られにくまったことを意味する。
つまり、利潤率の低下は、設備投資をしても利潤を生み出せない設備、つまり過剰設備になってしまう事を意味する。

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