医療機関で性犯罪者を対象にした再犯防止プログラムに携わるソーシャルワーカーの斉藤章佳氏は著書『男が痴漢になる理由』(2017年、イースト・フレス)の中で、「痴漢をするのは野獣のような性欲を抑制できない男性」というイメージは全くの誤りであると指摘している。
痴漢を含めた再犯防止プログラムの受講者ほぼ半数は大卒の会社員で、働き盛りの30~40代が7割を占めている。
そして全体の4割が既婚者であり、子供がいる人も大勢いる。
そして全体の4割が既婚者であり、子供がいる人も大勢いる。
斉藤氏は「痴漢は依存症だある」と主張する。
痴漢により生じるリスクを理解しているのに、自分自身の性的欲求や衝動をコントロールできない。
痴漢によて逮捕や失業、離婚など社会的な破綻を経験しているにも関わらず、それでも辞められない。
痴漢により生じるリスクを理解しているのに、自分自身の性的欲求や衝動をコントロールできない。
痴漢によて逮捕や失業、離婚など社会的な破綻を経験しているにも関わらず、それでも辞められない。
彼らが痴漢を始めたのは「なんとなく」という理由が多く、「意外と簡単だ」「女性は嫌がっていないんだ」という新鮮な驚きを覚え、常習化していくケースもあるという。
また痴漢加害者200名への聞き取り調査の結果、痴漢行為中に勃起していると回答したのは3割にすぎなかった。
つまり、痴漢を行う男性は必ずしも性的欲求満たす目的で痴漢をしていわけてはない。
つまり、痴漢を行う男性は必ずしも性的欲求満たす目的で痴漢をしていわけてはない。
痴漢行為は、彼らにとって「ストレスへの対処法」という面もあり、仕事や家庭ての人間関係によるストレスや孤独感が痴漢行為の引き金になるという。
そして、痴漢の多くは逮捕されて実刑判決をうけても反省しておらず、自分が加害者であるという意識や記憶自体を忘却してしまうという。
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