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2017年3月14日火曜日

西ドイツの工業生産が戦前の1936年の水準に回復したのは、戦争終結からわずか4年後の1949年だった。
日本の工業生産が戦前水準に回復するのは1955年頃であり、戦後10年が経っている。
日本の戦後復興は奇跡と言われたが、西ドイツは日本の半分以下の機関で復興を成し遂げている。
その後の西ドイツ経済は急成長を遂げ、1950年から1958年の間に国民所得は2.2倍、国民総生産は名目で2.2倍、実質で1.8倍、工業生産は2倍、輸出は4.4倍となっている。
日本の所得倍増計画が始まったのは1961年なので、西ドイツはその10年以上前に、既に所得倍増を達成している。
そして、1959年には国内総生産がフランスを抜き、1960年にはイギリスを抜いて、世界第2位となっている。

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