政治家が、ほんの短い失言映像から失脚した時は、いずれも「プロの映像」が基にはなってるが、それをネットに再掲載して、あっという間に世の中全体に広げるのは無名の市井の人々である。
一度ネットに流出してしまった「不都合な」写真や映像は、例えサイト運営業者に依頼して一時的に消せたとしても、「消した」という行為が興味を引いて、またすぐに別の誰かが映像を投稿し、無限に繰り返され、消す事は不可能となる。
ある政治家の問題になりそうな言動や行動を映した写真や動画は、その政治家を快く思っていない人々や敵対する勢力によってコレクションされている。
政治家にとって、もはやプライバシーの余地はなく、これまで分析の対象でしかなかったネットの書き込みや映像が、政治の正念場である「選挙の武器」にもなるのが、ネット選挙時代なのである。
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